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2019年12月7日土曜日

アンティーク フランス自転車 聖クリストフ その3

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こちらの名札のお守りは浮彫の絵も簡略化されていて、
初めて見た時は何が描かれているのか良く分からなかった。




おそらく手書きによるお名前は、コルファ・ドミニクさん。
フランス西部、ナントのクロードコガン通りの突き当りにお住まいだった方らしい。



名札ではなく、純粋にお守りとしてのプレートもあったようだ。
専用だからか、周りには少し凝った装飾がほどこされている。



取り巻く文字は、「聖クリストフのご加護で、旅の無事を」てな感じ?



ヨーロッパでは19世紀末から交通が急激に発達し、
その安全に対するフランスの人々の思いを窺うことができる小物。


今の時代、部屋に飾って楽しむという使い方もありかもしれない。


おわり






2019年12月6日金曜日

アンティーク フランス自転車 聖クリストフ その2

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その昔、フランスの自転車につけられていたお守り付き名札。


これは縦に長いタイプ。


交通安全のお守りは自転車だけでなく、
シクロモーターやヴェロモーターと言ったオートバイにも使われていた。


少し厚手の真鍮製でしっかりとした作りなので、これはオートバイ用かも。


パリ17区クリシー大通りのレルビエ・ソランジュさんの名札。


その人がどんな人かは分からない。
もういないのかもしれない。
その乗り物が彼のものであったことを示していた名札が、
遠く海を渡って、今はそんな人がいたことを語っている。





聖クリストフが右を向いているタイプもある。
左手に杖を持っているので左利き用?

まあ左右どちらを向いているかはあまり問題ではないらしい。


刻印は、フランス西部アングレームのA. ジヴェルノーさん



つづく