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2020年1月19日日曜日

ランドナーでの初ツーリング記録 その11

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下北半島 仏が浦
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10年前の初ランドナーツーリング、青森の記録。
陸奥湾を渡り、脇野沢から下北半島を攻めます。
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6:30、脇野沢から本州最北端の大間崎へ向かって下北半島の海峡ラインを北上。



「海峡ライン」という名前にしては、道はどんどん山へ分け入っていく。




でも時折、谷間から海を覗かせてもくれる。




小学生くらいの時、自転車がブームだったと思う。

自分の周りにも、日本一周したお兄さんの話などがちらほらとあった。
その時、自分の足で遠くへ行く事をカッコいいと感じた記憶がある。


50を前にして会社生活で一番の長期休暇を取ることができるようになった時、
この機会を逃さず自分もやってみたいと思い立った。


メインはもちろん白神山地の峠越えで、
せっかく初めての青森だから、聞いたことがある地名、
津軽半島、竜飛岬、下北半島、大間埼、薬研温泉、酸ケ湯温泉なんかに
自転車で立ち寄れたら最高だろう。

そんな思いつき自転車ツーリストを、
白神山地と青森はいい天気と厳しい坂で迎えてくれた。



でも、いい天気もそろそろ終わりの気配。



そこら中で、北限の野生猿の生活痕を見つけながら、山深い雰囲気の中を進む。





9:00 ゆとりパーキング到着。




持参の湯沸かし器でコーヒータイム。




と、この時、恐ろしいくらいに荷物を満載した自転車が
疾風の如く霧の中を通り過ぎて行きった。

あまりにも突然のことだったので、細かいところはよく判らないが、
オーストリッチの黄色いレインカバーが凄い迫力を醸し出していた。


1-2分でいいからどんなところを走ったか聞きたかったなぁと思う。
でもあれだけ荷物を積んでいると停止するのも大変だろう。
脇野沢発のフェリーに乗るため急いでいたのかもしれない。



今日は、この地点が最高点なので、あとは楽勝(のはず)。



仏ヶ浦を見学し、






すぐさま、標高200mくらいまで引っ張り上げられ、




恐山の一角らしき山に迫り、




また、漁港まで引きずり降ろされたりするパターンを数度、




予定の大間埼の手前、16kmあたりの佐井港で撃沈。




翌日から雨という予報を聞いて、これ以上走り続ける気力が萎えてしまい、
ここで自転車でのツーリングを終わりにした。



当初の目算では、このあと、
山中の「あすなろライン」というダート林道を越えて薬研温泉へ走るつもりだったが、
自転車を担いだまま交通機関を用いて、
大間崎、薬研温泉、酸ケ湯温泉をめぐり、青森駅から帰路に着いた。


もう少し執念があれば、
尻屋埼、八戸、自走して酸ケ湯温泉・八甲田山という軌跡が残せたかも。
でもまあ、中途半端も自分らしさと受け止めた。


自分的には納得できた自転車ツーリングだった。





10年後の今読み返して思う。
この自転車ツーリングは、当時は会社生活のリフレッシュのつもりだった。
でももしかすると、もっと大きな何かのわかれ道だったのかもしれない。




ーおわりー


本記事は、2009/6/6(土) 午後 5:17にYahooブログに掲載したものに、
追加・修正を加えたものです。

2020年1月13日月曜日

ランドナーでの初ツーリング記録 その10

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蟹田 陸奥湾 脇野沢
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10年前の初ランドナーツーリング、青森の記録。
霧の竜飛崎から、陸奥湾沿岸を南下しています。
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陸奥湾沿いの海岸線を蟹田に向かう。



おおむね平坦でありながら適度に起伏があり、
軽く登ったあとにはこのような景観を望むことができる。

陸奥湾の西海岸沿いは自転車ツーリング向きの道だ。
竜泊ラインにも少しは見習ってほしい。




途中、立ち寄ったコンビニで購入した地元色豊かなおにぎりや、
青森が本拠らしい工藤パン製の一口まんじゅうなどを食べながら、
いつも通りのんびり進む。



自転車ツーリングサイト地によさそうな、「おだいばオートビレッジ」に立ち寄り
スーパーカブで日本一周中の若者とエールを交換しながら、




ゆっくりのんびり進んでも、9:40には蟹田港に着いてしまいまった。
当たり前のことながら、地図上の水平距離だけで所要時間は読めない。

今日は、ここからフェリーに乗って下北半島の脇野沢へ飛び移る。




14:00発のフェリーまで、コーヒーを沸かしたり、
竜飛の霧で湿ったシュラフを干したり、
ツーリングまっぷるに載っていた近所の有名な食堂で昼食をとったり、
これまでのメモを見返してブログ構成を練ったりして時間をつぶす。


津軽半島の外側と違い、内側は穏やかな気候。
よい休養になった。



予定通り、むつ湾フェリーのかもしか号に乗り込み、
幸運を呼ぶと言われるイルカの群れを発見!




一方、行く手に見える下北半島の切り立った海岸線にいやな予感を覚えたりしながら、




15:00脇野沢港に到着。 その足で今日の宿、民宿ドームに入る。




民宿ドームの夕食は、フェリーから見えた幸運のイルカも追っていたイワシと鯛。


"天然"の鯛、いわしの刺身、ホタテの刺身



生ウニ、金目鯛吸い物、もずく、アンコウのとも和え、ホタテ焼き




陸奥湾では、海水温が高くない7月初旬までと9月以降で漁ができる天気の良い時が、
うまい魚に出会うチャンスとの事。



翌朝も新鮮な鰯尽くし(焼き鰯、酢漬け、骨まで食べれる鰯味噌汁)。
これらををすべて平らげ、おひつも空にして、宿に別れを告げ6:30出発。

大間埼へ向かって、陸奥湾沿いの海峡ラインの北上を開始した。



ーつづくー


本記事は、2009/6/5(金) 午後 6:08にYahooブログに掲載したものに、
追加・修正を加えたものです。