2019年12月30日月曜日

ランドナーでの初ツーリング記録 その2

.
白神山地 暗門
にほんブログ村バナー
J'amie →








10年前の自転車ツーリングの記録です。
-------------


釣瓶落峠は、白神山地の中、秋田と青森の県境にある峠。


白神山地に登山に行きたいなぁと思いながら地図を眺めていた時に、
この釣瓶落峠の存在を知った。


ネットでは当時から「峠への招待」という自転車ツーリングのHPがあり、
そこでの紀行文を読みイメージが広がった。

(今のアドレスはこちら)
http://tougehenoshoutai.web.fc2.com/2003_09_shirakami/shirakami.htm



この峠と東西に延びる弘西林道(現在の岩崎西目屋弘前線)は、
白神山地の中を、美山湖-暗門を通って日本海へ抜ける道で、
途中に3つの峠、津軽峠、天狗峠、一ツ森峠を越える厳しいルートらしい。






さて、釣瓶トンネルの上にあるだろう”真の釣瓶落峠”を見つけられないまま、
13:00に美山湖に向かって下り始めた。



青森県側は北向きだからか雪渓がいたるところに残っていて、
そこら中から湯気がもうもうと立ち上っている。


雪解け水も至るところに流れている。白神山地は水と緑が豊かな山。
奥の滝の下部は土をかぶって判りにくいが、雪渓になっている。



予定は遅れ気味だが、雨も上がり、今日の残り行程はほとんど下りだけなので、
ダートとしては悪くはない道をのんびり進む。


と、ここで後輪でブシューーーという音が!
あわてて見ると後ろタイヤの側面がバーストしている。


予備チューブやパンク修理セットは持参していたが、
予備タイヤまではさすがに持ってきていない。少し焦る。


まだ時間に余裕はある。落ち着けと自分に言い聞かせる。

まずはチューブを入れ替え、
それだけではタイヤの破れた部分からはみ出ようとするので、
その部分をビニールテープでぐるぐる巻きに補強して、
さらにタイヤの破れた部分の内側にもビニールテープを貼ってみた。

何とか行けるかもしれない。


それでも、後タイヤに負荷をかけないように前に体重をかけ、
前ブレーキだけを使ってじりじりとダート道を下り続けた。


ようやく美山湖に着いたのが15:05。暗門のテントサイトに着いたのが15:35。
予定より1時間半も遅れてしまった。




今日のサイト地「暗門」。それは読んで字の如く暗くて寂しい谷間。
なんて事は全く無く、コテージや売店、温泉などが完備された立派なレジャー施設。


温泉に入り、季節はずれで誰もいないテントサイトで野営する。
こんなレジャー施設で野営するのは初めてだったが、とても快適だった。

夜も照明が灯って明るく、ヘッドランプは不要。
フライシートの張り綱に足を引っ掛けることは一度もなかった。


ただ、レストランが到着前の15:00に終わってしまっていて、
夜は予備食のインスタントラーメンだけだったのは残念だった。
自分のメンテナンス不足を嘆くしかない。。。。




今日履いたレーパンとジャージの洗たくをして、夜の8:00には寝てしまった。



ーつづくー



本記事は、2009/6/3(水) 午後 0:51にYahooブログに掲載したものに、
追加・修正を加えたものです。