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奥羽本線二ツ井駅前
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J'amie →
今から10年以上前の2009年5月下旬、
ランドナーではじめて出かけた自転車ツーリングの思い出です。
パッキング、キャンプなどへたくそで、目も当てられませんが、
そんなツーリングがあったということだけ記録に残そうと思います。
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奥羽本線の二ツ井に着いたのが、朝7:00
あいにくの小雨だが、そのうちあがるとの予報。
駅舎出口横に立てかけた紫色の輪行袋を解き、
駅前で1台だけ待機中のタクシーの運ちゃんが物珍しそうに見守る中、
自転車を組立てて、8:00に出発。
寂しげな駅前の商店街やそれに続く家並みも、ものの10分も走れば途絶えて、
見渡す限りの田園風景になる。
途中、見たこともないような動物が車に轢かれていたりするのを見たりしながら、
さほど不快でもない雨の中を、のんびり走る。
藤里の世界遺産センター 9:30
この後、心持ち傾斜がついてくるとともに、木々の緑も濃くなる。
11:15 太良峡(だいらきょう)入口に到着。おにぎり数個を頬張り、一回目の昼食。
11:50 峠の手前のヘアピンカーブ入口に差し掛かる。
がんばりどころだが、行く道ははるか上!
下を見れば、新緑中に旧道らしき朽ち果てた木橋の跡が見える。
昔のサイクリストはあの道を辿り、もっと大変だったんだと自分を励ます。
ようやく峠のトンネルが見えたところで、根が尽きてしまい足つき。
あとは押してしまった。
12:30 本日の最高点、釣瓶落(つるべおとし)峠。
ネットで知った時からぜひ来たいと思っていたポイント。
後に自転車ブログの大先輩から教えてもらったのだが、
釣瓶落峠をくぐる車道の最高地点は、釣瓶(つるべ)トンネルが正式な名称。
これはそのトンネルの青森県側の出口。
せっかくなので、本当の峠を求めて自転車を降り、道を探してみたが、
残念ながらそれらしきものは見当たらず、ただ山深い佇まいがあるばかり。
残雪の切れ目からはフキノトウらしき芽吹き。
苔むした木の向こう側には空の明るさが覗いている。
もしかしたら峠はあのあたりかもしれない。
ーつづくー
本記事は、2009/6/2(火) 午後 3:35にYahooブログに掲載したものに、
追加・修正を加えたものです。