2019年10月1日火曜日

トゥレーヌ自転車ガイド 1895年 その42 作者のBaroncelliさんについて














「自転車ガイド
 トゥレーヌ
 ロワール河岸の古城」1895年

を読みながら、
当時の自転車ツーリングを
空想しています。







GUIDES VÉLOCIPÉDIQUES RÉGIONAUX
LA TOURAINE
CHÂTEAUX DES BORDS DE LA LOIRE


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19世紀の「トゥレーヌ自転車ガイド ロワール河岸の古城めぐり」に沿って
空想の自転車旅を続けてきましたが、
この作者の事が少し知りたくなって、
代表作「Guide des Environs de Paris」(1891年)を入手してみました。



縦横は小ぶりですが、結構分厚い本です。 厚さ3.5cm。
パリから半径140km圏内の67コース+追加3コースの説明が、
480ページにわたって紹介されています。 図なし。全て文字!



目次と、行き先です。
イメージ 3



地図で見てみるとこんな感じ。
イメージ 2



これ、全部実走して調べたとしたら大したもんです。
ま、当時鉄道は既にあったので、最悪でも何とかパリに帰ることはできたでしょうが、
それでもスゲー。

今も昔も、すごい人はいつも居るというべきか、
はたまた自転車と言う乗り物が魅力的なので、常にこういう人を作るというべきか。



見開きページです。
イメージ 4



Baroncelliさんの肩書きらしきものが記されています。(茶文字が内容)



パリ周辺ガイド
140km圏内の詳細
他フランスの代表コースも

著者 A.DE BARONCELLI
UVF北部のチーフコンサルタント
CTCフランスのチーフコンサルタント



UVFはL'Union Vélocipédique de Franceの略で、今のフランス自転車連盟の前身。
この本の10年前、1881年2月6日に、
パリのカフェ・レ・マレンゴで結成されたそうです。



カフェ・レ・マレンゴ↓ cafe Le Marengo (※本当にコレかどうかは不明ですけど)
イメージ 5.




この記事は、2011/12/10(土) 午前 1:19にYahooブログに掲載したものに、
加筆・修正し再掲載しています。