津軽半島 岩木山
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J'amie →
初ランドナーツーリング、10年前の記録です。
白神山地の弘西林道を軽トラのおじさんに助けられてクリア。
津軽周遊へ向かいます。
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白神山地の峠に半ば追い返され、
峠越えのフィナーレである海辺の露天風呂で夕陽を見ながら、
自分の力量の無さを反省する。
手前が露天風呂、水平線の中央に点で見えるのが夕陽。
当初の予定では、ここからは趣向を変え、
海岸線の景色を堪能しながら、岩木山の北側「つがる地球村」まで、
鉄道マニアには人気らしい五能線に沿った道をのんびり走るはずだった。
しかし、タイヤが破れたままなので走れない。
五能線に乗って輪行で、
自転車屋がありそうな町、五所川原まで行くという手も考えたのだが、
輪行袋を担いだまま、自転車屋を探して右往左往するのもなぁと思案していたところ、
露天風呂で仲良く(変な意味ではなく)なったおじさんに
「五所川原のホームセンターまで送ってやるよ」と
助け船をだしてもらった。
もはやヒッチハイクの旅の様相を呈してきた。
有名ホテルの偉い方であるそのおじさんと
「東北のあそこの温泉は風呂はどう、料理がどう」というような話をしながら、
2時間ほどで五所川原のホームセンターSUNDAYに到着。
26インチ1・3/8の一般車用タイヤを購入し、
またツーリングを続けられることにほっと一安心。
そういえば10年後の今、記憶がよみがえってきた。
新品タイヤを嵌めるために店の隅でゴソゴソしていたところ、
何やら初老のおじさんが近寄ってきた。
自転車を組み立てる時に必ずいるいつもの見物客かと思っていたら、
そのおじさんが津軽弁で言うには、自身も自転車で青森ー東京を往復したとのこと。
今も使っているというそのマシン(ふっつーの変則無しの一般車)を見せてくれた。
お互いマイナーな趣味人同士が出会うと、なんだかうれしい気持ちになるものだなあ。
ようやく普通に走れるようになった自転車に乗って、
ここからは目と鼻の先の「つがる地球村」へ向かう。
五所川原は大きな町だが、市街地を抜けるとのどかな田園風景が広がる。
雲ひとつない快晴のもと、岩木山が優美な姿を見せている。
農家の蔵も空気換え中。 なにか不思議な漆喰の装飾。
古い町並みをゆっくりめぐっても、
13:00過ぎには「つがる地球村」に到着してしまった。
「つがる地球村」も白神山地の暗門と同様、
温泉、レストラン、コテージなど設備の整ったいいキャンプ場だ。
シャワーとへんちの建物。
へんちとはトイレの津軽弁だと、後に青森ブロガーに教えてもらったのだった。
温泉に入り、レストランで地鶏どんぶりを食べて、今日は絶好のリハビリデー。
日が陰った頃にはシュラフに潜り込み、目が覚めたのは朝の2:00だった。
ーつづくー
本記事は、2009/6/4(木) 午後 3:02にYahooブログに掲載したものに、
追加・修正を加えたものです。