2019年9月11日水曜日

トゥレーヌ自転車ガイド 1895年 その29 アンボワーズへ3

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「自転車ガイド
 トゥレーヌ
 ロワール河岸の古城」1895年

を読みながら、
当時の自転車ツーリングを
空想しています。







GUIDES VÉLOCIPÉDIQUES RÉGIONAUX
LA TOURAINE
CHÂTEAUX DES BORDS DE LA LOIRE



ブロワからアンボワーズへの途中、ショーモンに着きました。
ショーモン城を見学しましょう。
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[ここからが案内文]  (茶色の文字が解読結果です。)


もしショーモン城を見学するなら、
お城通りホテルを数メートル過ぎたところで、
左の公園の方へ、2本の道の角の所にあるゲートから入る。

(見学時間20分。オーナーが不在でも毎日見学可能。木曜のみオーナーが居る。
 ほか美しいタペストリーも見もの。入場料50サンチーム)


左側に見えるゲートがショーモン城の入り口ですね。
https://www.google.co.jp/maps/@47.4815855,1.1893495,3a,75y,240.13h,89.92t/data=!3m6!1e1!3m4!1sJptyJKTY6NMvXZT-Yn7MJQ!2e0!7i13312!8i6656.


木陰の気持ちの良い道を、(オーナー自身の運転で)城まで進む(10分)。
ベンチのあたりから右に見えるロワール川の景色が秀逸。


ショーモン城の敷地を空からみたところです。
https://www.google.co.jp/maps/@47.479356,1.185279,780m/data=!3m1!1e3?hl=ja.


ほどなく、
かつてはディアーヌ・ド・ポアティエやカトリーヌ・ド・メディシスが住んで、
そして今はブロイ王女が住んでいるショーモン城、その美しい橋(0.8km)に到着する。

(※ ”今”とは、もちろん1895年当時です。)



ショーモン城です。

なんか童話のお城みたいですね。
この城は、もともとは11世紀にブロワを守る砦が始まりだったようです。


手前の門のです。

その後手が加えられ、15世紀には王室所有となり、
王妃カトリーヌ・ド・メディシスの住まいだったのですが、
王の愛人のディアーヌ・ド・ポアティエのシュノンソー城の方が立派だったので、
王の死後、王妃が無理やり交換させたというようなドロドロした話があるようです。


ショーモン城の中庭です。



別の角度から見たショーモン城。



城を出たら、右方向への小道を進み、
城の別棟との間に設置されていて、左に傾いている丸木橋の方へ行く。

ここで右に曲がり、石運搬用の道を通ってロワール川の左岸の道へ下る。(徒歩5分)

この道は、小さな2-3の小山を避ける3km程の近道なのだが、
シーズンには、ロワール右岸と同じようにとても美しい絵の中を歩いているようだ。

ここには、よい季節を狙って来た方が良い。


ロワール右岸から見たショーモンの村と城

ショーモンの教会


昼食は、ロワール河で獲れた川魚のフリチュールなんかどうでしょう。
白ワインなんか合うんじゃないでしょうかね。

エネルギー補給がすんだら、またアンボワーズへ向けて漕ぎましょう。



ーつづくー


この記事は、2011/11/1(火) 午後 10:20にYahooブログに掲載したものに、
加筆・修正し再掲載しています。