2019年8月24日土曜日

トゥレーヌ自転車ガイド 1895年 その15 シャンボールへ 1

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風光明媚なサン・メマン
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「自転車ガイド
 トゥレーヌ
 ロワール河岸の古城」1895年

を読みながら、
当時の自転車ツーリングを
空想しています。







オルレアンも観光したし、いよいよシャンボールへ出発です。
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おはようございます。
前日はオルレアンをたくさん見て回りました。

エアー・ビフテキとエアー・赤ワインを食べすぎ飲みすぎでまだ腹が重いけど、
がんばって走りましょう。(あ、朝食は抜き!)


このガイド本の「日程」によると、

(茶色の文字は解読結果です。)

 2日目
 オルレアンを出発
 クレリで昼食、およびクレリの教会見学
 夕食、宿泊 シャンボール
                               
だそうです。

また、このガイド本の本編である「トゥレーヌガイド」には、
シャンボールまでの道についても書いてあるので、それに従いましょう。


「トゥレーヌガイド」
オルレアンからシャンボールへ


サン=プリヴェ、サン=メマン、サン=フィアクル、クレリ、
ライイ、レ・トロワシュミネ、サン=ローランデ・ソー
そして、ヌーアン=シュル=ロワール


距離: 46km400m
石畳: 30分
登坂: 4分

備考: オルレアン市街観光は、「日程」の1日目を参照


バニエ広場のロワール川の橋側(※南側)にあるサン=テニャン・ホテルからは、
自転車では2通りの行き方がある。

一つは、石畳の街中の道を通る行き方で、
もう一つは、地ならしされた大通りによって街の中を迂回する行き方である。


前者の場合、バニエ通りを下り(石畳の押し20分)、
その後、ジャンヌ=ダルクの騎馬像があるマルトロワ広場を横切って、
ロワイヤル通りを橋の方へと行く。

なお、途中、左へジャンヌ・ダルク通り沿いに行くと、大聖堂に行き着く。


もし、街を迂回してでも自転車で走った方が良いなら、
サン=テニャン・ホテルの右手から500mほどの所にロシュプラット大通りがあり、
その道を進むとマドレーヌ通り、そしてプランス通りと続いている。

それは、ロワール川の橋の左側のバロンタン波止場へと続く。
(一部石畳だが、右手に広い歩道がある。)




ジョルジュ・サンク橋の上から、ロワイヤル通り方向へ振り返ってみた景色です。
さらば、オルレアン。



ロワール川を渡って橋の向こう岸(ここまで1.5km)で、あなたの前方に、
ヴィエルゾン(シャトールーとブールジュの間の方角79km先)からの街道と出会うが、
そこには進まずすぐにクレリ方面へ右折する。

イメージ 2
イメージ 4

最初の分かれ道で川から離れると、
目を奪われるような道が現れるので、それをまっすぐに進む。

とても平坦な良い道で、
オルレアンの郊外の長く伸びる村サン=プリヴェの村(3km)を通っている。


サン=プリヴェ=サン=メマン教会
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1865年ごろの建物。

サン=プリヴェとサン=メマンは別々の街だったのですが、
1805年にナポレオンによって併合させられたようです。

地形を見れば判るように、度々洪水に襲われていたのですが、
ロワール川の治水工事によって今は安泰。

1856年の洪水被害の絵がWikipediaに。


その後、鋭く左に曲がって支流のロワレ川を渡り、サン=メマンの入り口に向かう。
ロワレ川にかかる橋はとても美しい橋だ。


ロワール河支流のロワレ川に架るサン=ニコラ橋

重要な街道にあるこの橋は12-13世紀からあったようで、
その後幾度も修復されて今の姿になっているようです。

この辺りは、風光明媚なところですね。

橋を渡ったところは、今はサン=ティレール=サン=メマンという地名

川向こうの教会はサン=ティレール教会(たぶん)



ーつづくー


この記事は、2011/9/28(水) 午後 10:37にYahooブログに掲載したものに、
加筆・修正し再掲載しています。