2019年8月9日金曜日

ツール・ド・フランス 1935年 ピレネーステージ その3

オービスク峠の頂上を越えるモレリ














Miroir des sports紙は週刊なのですが、
ツールが始まると週一では追いつかず、
週3回発行されています。

 MARDI(火曜)は黒褐色インク
 JEUDI(木曜)は緑インク
 SAMEDI(土曜)は赤茶色インク

で印刷されるとタイトルの下に書いてあります。
この号は緑なので木曜号です。





ーーー ◇ ーーー ◇ ーーー ◇ ーーー



2~3ページ目はこんな感じ。
イメージ 1



2ページ目(左頁)の下の写真




(茶色の文字が説明文の解読結果です)


旗を振り下ろすのを忘れて大喜びしているBiscot(※)横目に、
モレリはオービスク峠の頂上に引かれたラインを越えながら、
千切れていたトゥーストラップを外してブラケットに取り替えた。




イメージ 3


(※)ジョルジュ・ビスコ、Georges Biscot
 フランス人、無声映画の喜劇俳優、
 その後歌手として各地を回った。
 (fr.wikipedia.org)

 イタリアチームのコーチでは
 ありませんでした。

 ツールが大好きなのか、
 メディアに取り上げられたいのか、
 (おそらくその両方でしょうが)
 ツール関係の写真でよく写っているようです。






3ページ目(右頁)の上の写真




ティアーニ、えらが張ったその男も、彼を見つめる群衆の中オービスク峠を越えた。



ーつづくー

この記事は、2012/7/15(日)午後4:40 Yahooブログに掲載した記事に
加筆・修正し再掲載したものです。