2019年8月15日木曜日

トゥレーヌ自転車ガイド 1895年 その2 はじめに


当時の自転車
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「自転車ガイド
 トゥレーヌ
 ロワール河岸の古城」1895年

を読みながら、
当時の自転車ツーリングを
空想しています。





GUIDES VÉLOCIPÉDIQUES RÉGIONAUX
LA TOURAINE
CHÂTEAUX DES BORDS DE LA LOIRE
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はじめに

(茶色の文字が解読結果です)

これまで、少し長い距離を自転車で走ろうとする時、
すぐには適切なルートが見つけられない事が多かった。

そんな人達のために、フランスの主要な観光地をターゲットに、
特別にデザインしたコースを提案する事にした。

現在出版しているシリーズの第2集、
トゥレーヌ・自転車ガイドを今日ここに公開する。


本書はどんなところからでもアクセスできるように、
円を描くようなルートをデザインしている。

各人の都合に応じて、どこからでも周遊をスタートでき、
それぞれの地域の主要な観光スポットに立寄って、
スタート地点へ戻ってくる事ができる。


本書は、ポータブルにするために、
純粋に自転車旅行という点に限定して記述するようにしていて、
地点間の距離を正確に示し、
ホテル(このガイドに載せている)を探しやすいようにし、
誰にとっても適切と思えるコース分割を行っている。


登り坂や石畳など自転車で走れない道についても、
実際に時速4~5kmで歩いてみて、要した時間・分を記した。


史跡の説明や周辺の散策のための詳しい案内が必要なら、
各地域に対応したContyガイドやGuide Joanne(ダイヤモンドシリーズ)も
携帯する事をお勧めする。

(※ Contyとは、コミューン(地域)の事のようです)
(※ Guide Joanneは、ジョアンヌ兄弟によって1853年に発行された
旅行ガイドのようです。 http://fr.wikipedia.org/wiki/Guide_Joanne


これらはスモールサイズで、内容も最適である。

精力的に詳細に観て回りたい場合や、
興味深く感じたり、しっかり記憶に残したいスポットで
数時間滞在したいような場合は、以降の行程をずらせばよい。

もちろん、旅の自由度はあなた次第だが、
決して無理はしないように。 

(※ 最後の所は〆の言葉が述べられているようなのですが、
 よく判りませんでした。
 もしかすると、免責のことわりかもしれません。)


さて、どんな自転車でこの自転車ツーリングへ出かけましょうか。
1893年のMF(マヌフランス)カタログ。


お洒落でクッション性も良さそうですが、耐久性が心配。


結構長距離ツーリングなので、やはり当時の無難なタイプが良さそう。
1896年のMFカタログ。


マッドガードがついて、タイヤも太い左側でしょうかね。

自転車だけでなく、ファッションとかライトなども必要ですね。


ーつづくー

この記事は、2011/9/5(月) 午後10:31にYahooブログに掲載したものです。