2019年8月11日日曜日

ツール・ド・フランス 1935年 ピレネーステージ その7

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Le Miroir des sports
1935年7月25日号
ツール・ド・フランス第16ステージ





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5ページ目上の写真
イメージ 1

(茶色の文字が解読結果です。)


顔をゆがめ、喘ぎ、汗を噴き出させ、
フェルファッケは、
チームリーダーのロマン・マースの時間ロスを最小限にするために、
あらん限りの力をふりしぼって引っ張った。




情けない走りの2人、
これがサビニャック(※)の小さな登り、
オー=ボンヌとポーの間、ゴールへあと20キロ地点での彼らだ。

(※) サビニャック(Savignacq)を調べてみても、
 今の地図ではそれらしい場所は見つけられませんでした。
 セヴィニャック(Sévignacq)という地名はあるものの、
 その位置は、オー=ボンヌとポーの間ではありません。。。。



観客は、いたわるようにそっと
拍手と励ましの言葉をかけるのがやっとだった。



 ロマン・マースは総合首位は続けていたものの、よれよれだったんですね。

 この時代の他の写真では、
 観客は、大声を出したり、並走したり、背中をたたいたり、
 手荒い励ましをする事が多かったようですが、
 ロマン・マースのあまりの衰弱ぶりに、静かに声援を送るしかなかったようです。



ーつづくー


この記事は、2015/12/26(土) 午後10:45にYahooブログに掲載した記事に
加筆・修正し再掲載したものです。