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「自転車ガイド
トゥレーヌ
ロワール河岸の古城」1895年
を読みながら、
当時の自転車ツーリングを
空想しています。
GUIDES VÉLOCIPÉDIQUES RÉGIONAUX
LA TOURAINE
CHÂTEAUX DES BORDS DE LA LOIRE
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古城めぐりの起点のオルレアンに向かっている最中です。
リムールから南下しましょう。
次の街、アンジェヴィリエまでは6kmほどなので、30分くらいでしょう。
サンテティエンヌ教会は11世紀の建物。
11世紀というと、
十字軍第1回遠征
キリスト教会の東西分裂
狼座超新星爆発
源氏物語完成
宇治平等院鳳凰堂
など
アンジェヴィリエのメインストリート
店も少し覗いていきたいけど、ここで時間を食うわけにも行かないので、
先を急ぎます。
街中は石畳なので押しです。
街を出て地道をまた20分ほど行くと、サン=シル=ス=ドゥルダン
当時の農家の集落のようです。
12世紀の記録もあるサンシル教会
13世紀から16世紀にかけて徐々に拡張・増築されたトゥルレ農園
そのまま抜けて、また5km程走ると大きな街ドゥルダンです。
ここは6世紀からある古い街。
最初の教会とヒューカペー城(遺構)は8世紀に遡るなど歴史的建造物が多く残る、
王室ゆかりの都市なんだそうです。
パリ-オルレアンのちょうど中間あたりです。
今日は50-60km走ったし、観光もしたいのでここらあたりで一泊しましょうか。
今夜の宿は、現在ホテルになっているパルテール城がいいかな?
1724年に建てられた城を利用してるらしいホテル。
宿も取ったし、観光に出かけましょう。
ドゥルダンのシンボルは、ルイ12世によって1150年から建てはじめられた
サン=ジェルマン=ドクセル教会。
中世そのままの姿を残し、その大きさは教会を越えて大聖堂に匹敵。
16世紀のベル、19世紀のオルガンなど国宝級が多数あるようです。
ドゥルダン城
13世紀の建物で、8世紀のヒューカペー城の遺構の上に建てられていて、
四隅に塔があり、堀に守られた四角形が特徴的。
この城にはダンジョン跡もあります。
市場の広場にあるホテル・デュー。1220年創業。(建物は1766年再建)
この広場ではお祭りもあります
17世紀に描かれたドゥルダン
ドゥルダン城の堀の周りも散策してみましょう
ドゥルダン駅も見ておきましょう
さて、夕食はどうしましょう?
フランス革命以降、宮廷料理人が地方に散らばって
フランス料理が全土に広まったらしいので、
もうこの時期には、そこそこのホテルではうまいものが食べられたんでしょうね。
宿泊するパルテール城の部屋は、天蓋が付いた王様気分のベッドですよ。きっと。
良い夢が見られるはずです。
ーつづくー
この記事は、2011/9/15(木) 午後11:32にYahooブログに掲載したものに、
加筆・修正し再掲載しています。