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「自転車ガイド
トゥレーヌ
ロワール河岸の古城」1895年
を読みながら、
当時の自転車ツーリングを
空想しています。
GUIDES VÉLOCIPÉDIQUES RÉGIONAUX
LA TOURAINE
CHÂTEAUX DES BORDS DE LA LOIRE
古城めぐりの起点のオルレアンに向けて、パリから走りだしたところです。
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ベルサイユのカフェで休憩しましょうか。
CAFE-RESTAURANT DE LA FLOTTILLE DU CANAL
あまり胃がもたれてもいけないので、コーヒーとクッキーにしておきます。
さて一息ついたので次の街リムールへ向かいましょう。
シャンティエ大通りを通って南に抜けます。
当時の大きな街中は、こんな風な石畳だったみたいですね。
自転車の人は押して歩いています。
車がいるので、この絵ハガキは1900年初頭でしょうか。
ラムゼイ歴史地図(1790年)では、
ベルサイユからリムールへは大きな道がありません。
なもんで、ベルサイユ街道という道路名を頼りに、
今の地図上にルートを引いてみました。 距離は20km程。
最初のちょっとした街、レ・ロッジュ・アン・ジョサ
その街の教会、サントゥシュタン教会
この教会は、13世紀の礼拝堂の跡地に1699年に建てられたそうです。
この時代、パリとリムール間はソー線という鉄道が走っていて、
ここにはプティジュイという駅があったようです。
GoogleMap上のルートは線路跡なのかもしれません。
少し走るとシャトーフォールの街が見えてきました。
ここは10~11世紀ごろからある古い街です。
左奥に見えるのがその時代に建てられたサン=クリストフ教会
ここには、ジャック・アンクェティルの石碑があるそうです。↓ Google Map
それを見て手を合わせておきましょう。
ジャンヌ・ダルクの騎馬像ならぬジャック・アンクェティル乗車ブロンズ像が
1989年に作られたらしいんですが、
金属目当てに盗まれて、今はこの石碑に変わったそうです。
(1895年当時はまだ無いはずです。)
さらに走るとやがて、サン=レミ=レ=シェヴルーズの街
ここは鉄道の駅もあった街
オリンピックで有名なクーベルタン男爵の一族が代々住んでいた所で、
そのご先祖さまが1696年にクーベルタン城を建てたそうです。
レ・モリエールの街
こんなふざけた絵葉書も作られています。
さらに進むと、リムールの街が見えてきました。
14世紀にシャルル5世によって作られただか、統合されただかの街だそうです。
のんびり行きましょう。
この記事は、2011/9/11(日) 午後3:33にYahooブログに掲載したものに、
加筆・修正し再掲載しています。