2019年8月25日日曜日

トゥレーヌ自転車ガイド 1895年 その17 シャンボールへ 3

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「自転車ガイド
 トゥレーヌ
 ロワール河岸の古城」1895年

を読みながら、
当時の自転車ツーリングを
空想しています。







古城めぐりの起点のオルレアンからシャンボールへ走っている途中です。
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クレリのノートルダム大聖堂を見学したし、昼食も摂ったので、
クレリに別れを告げ、シャンボール目指して走りましょう。

自転車の人たちが見送ってくれています。


[ここからが案内文](※茶色の文字がガイド本の内容です。)


クレリーを後にして、ライイ(※)までは同じような景色が続く。
(ライイのシーニュ・デ・ラ・クロワ ホテルまで7.7km)

 ※今のライイ・アン・ヴァルです。

ここは、
リニー・ル・リボー(12.3km先)やラモット・ブーヴロン(34.1km先)から
ボージョンシー(5.1km先)へ向かう道と、
少し登った所にある小さな町レ・トロワ・シュミネ(2.2km先 カフェ・モーセット)
への道の交差する場所である。


ライイの大通り

サン=サルパス教会はロマネスク様式

童話に出てきそうなボルド城。1800年築

ガシュティエール城は、1753年、ルイ13世が築城

フランソワ1世がソローニュ地方で狩りをする時に使っていた家の跡地に
ルイ13世が建てた城です。


レ・トロワ・シュミネからは、木が茂って遠望はなくなる。

ボージョンシー(5.5km先)から、ラ・フェルテ・サン=シル(9km先)や
ロモランタン(46km先)へ続く街道との交叉点まであと3kmだ。

4つの小さな下り坂がある起伏を過ぎ、
少し登って、サン=ローラン・デ・ソー(ホテルとカフェ・ドニまで3.5km)へ向かう。


サン=ローラン・デ・ソーの役場


サン=ローラン・デ・ソーとヌーアン・シュル・ロワールの間は、
カヴァローの集落のところでわずかに高台になり、ロワール川が見え隠れする。


ヌーアン・シュル・ロワール(5.4km)には、
デュノーの「コーヒー屋と靴屋と神秘的な詩人」という詩が刻まれている
小さなカフェハウスがあり、自転車で走っていれば目に入ってくる

その先100mほど進んだところにも、道の左側に、
十字架と台座の上に同氏の詩がある。


今のヌーアン=シュル・ロワールは、綺麗な街です。
でも残念ながらGoogleのストリートビューでは、
詩が刻まれているカフェは見当たりません。もう無いのかな?
http://maps.google.co.jp/maps?ll=47.685384,1.559029&spn=0.011007,0.054159&t=m&vpsrc=6&brcurrent=3,0x0:0x0,1&layer=c&cbll=47.686559,1.561875&panoid=AhX6lY39hcKxfpqfMj3ANQ&cbp=11,234.75,,0,-1.41&z=15.


ヌーアンを過ぎると、左側に道路が分かれる分岐へ出る。(0.7km)

ここでまっすぐ進むと、ブロワ(22km先)へ直接に行ってしまう。
左側のマーシャル道と呼ばれるシャンボールへの道を選ぼう。

その道を100mほど行くと、デュノー庵が見えてくる。
聖アントニオ・デ・パドに捧げられた、サボティエ詩人による碑文が飾られている。


それらしきものを発見!
http://maps.google.co.jp/maps?ll=47.679475,1.55272&spn=0.005013,0.017509&t=m&z=16&vpsrc=6&brcurrent=3,0x0:0x0,0&layer=c&cbll=47.678861,1.551316&panoid=MMqRwLCAEpmOa0ElnkuzlQ&cbp=11,195,,0,0.77.

庵というより、炭焼き小屋の跡みたい。
ありがたく拝見させていただきましょう。でも碑文は見当たらない...

聖アントニオ・デ・パドは、1195年ポルトガル生まれのフランシスコ会司祭。
こことどのような関係があるのかは、わからないままです。


広くて気持ちのいい道です。シャンボール城まで後少し。
どんどん進みましょう。


ーつづくー


この記事は、2011/10/2(日) 午後 11:45にYahooブログに掲載したものに、
加筆・修正し再掲載しています。